西洋史

パリのオペラ座のシャガールに隠された絵画

シャガールの最大傑作の1つ、『パリ オペラ座天井画』パリに訪れたのなら必ず見るべきとおすすめしたい。写真では感じきれない壮大で豪華で艶やかなシャガールの世界が、天井から降り注いでくる。私自身とりわけシャガール好きではないが、彼の世界に飲み込…

アーモンドの花と桜 - ピエール・ボナール展を観て

現在、新国立美術館で開催されているピエール・ボナール展にボナール最晩年の作品、『花咲くアーモンドの木』が来日している。ボナールといえば、“日本かぶれのナビ”とあだ名されるほどの日本好きである。その彼が最後に描いたのが桜にそっくりな白い花が咲…

ガウディ通り - 参道を通ってサグラダ・ファミリアへ

サグラダ・ファミリアの建築計画の中で教会以外にも完成されていなものがある。それはガウディ通りと言われる参道だ。当初はサグラダ・ファミリアから斜めに伸びる4本の参道が計画されていた。実現していればより神聖で象徴的な教会、サグラダ・ファミリにな…

魚の暗号

教会を歩いていて、いたるところに魚があしらわれてるのが気になったのは Le Collegiale notre-Dameが初めてだったと思う。 元々のロマネスク様式の静かな造りがより、具象的な形を際立たせるのかもしれない。 魚といえば古くはイエス・キリストの象徴で暗号…

誇り高き有翼の獅子

ヴェネツィアには翼の生えたライオンがたくさんいる。ヴァポレットを降りて、サンマルコ広場を少し歩いただけで。。。 ここにも ここにも 聖書を記した福音書記者、聖マルコを表すもので、 キリスト教迫害の際に暗号的に表されたのをきっかけに、聖マルコ=…