ピカソ

ミノタウロスに想いを重ねる2021年

今更だが1月も終わってしまうので、今年の挨拶も込めて毎年作り続けている年賀状について書こうと思う。 干支の動物が登場することがただ一つだけ毎年のルールになっている。もちろん西洋好きとしては、中国古来の干支の生き物たちであろうが、そこに込める…

ピカソと悲しみのミノタウロス

ピカソは自らをミノタウロスとし描き、語ることがよくあった。幼少のバルセロナ時代に見ていた闘牛の生と死がせめぎ合う強烈な印象から始まり、ミノタウロス自体の神話とも繋がる、生涯切っても切り離せない彼の分身として。ピカソにとってそれはスペイン人…

ピカソが用意した『洗濯船』での素敵な夕べ

パリ、モンマルトルにある洗濯船。そこはかつてピカソもアトリエとして使っていた芸術家たちの溜まり場で、美術史では大変重要な場所なのだが、今は火事が原因で現存はしていなく、当時の記録がほんの少し飾ってあるだけである。ガイドブックやいろいろな本…

飾らないピカソ〜Musee Picasso Pari

待ち望んでいたパリのピカソ美術館の再オープン。 意気込んで予定したパリの訪問だったが、オープン予定日を過ぎてもまだ工事中で落胆したのが5年前。 昨年ようやく再び挑戦する機会がおとずれたので、 今度こそたどり着けることを願い、みんなの失敗談を参…